インタビュー:総合評価方式において大切なものとは――
「会社をよくしながら、落札を目指しましょう」 専任講師に、お話を伺いました。
「みなさんご存知のように、「入札」の最大の目的は、最後の1社になって受注を得ることです。
その目的に向かって厳しい競争を行う皆さまに対して、我々に何ができるか――。
それが、アシステックの総合評価方式対策セミナーの基本姿勢です。
三角形でたとえれば、最初は底辺に一直線に並んでスタートし、わずか1社という頂点を目指すのが「落札」だといえます。その頂点に到達するのは、簡単なことではありません。
少しずつレベルアップを重ね、上位レベルのグループに入って、そこからさらにジャンプアップする必要があります。この、上位に入るということは、「会社を良くする」ことでもあると私たちは考えます。実際に会社組織のレベルが向上したことで、入札の評価点アップに繋がることも珍しくありません。
私たちのセミナーに参加されるのは、会社として対策に取り込もうという経営者の方から、総合評価方式を勉強しようという現場担当者の方まで、様々です。しかし皆さまが、「前向きに状況を変えていこう」という共通の想いを持っていらっしゃいます。
ですから私たちは、落札を最終目的に置きつつ、「会社を良くしながら、落札を目指そう」とクライアントの方々にご提案いたします。」
最も大切なのは、書き方ではなく、「考え方」
「私たちは個別添削も行っていますが、そこでよく見受けられるのが「発注者の意図と方向性がずれている」施工計画書です。
一般的な添削では言葉や言い回しを修正するものも多いようですが、私たちが重きを置いているのは、入札する際の「考え方」です。入札公告に書かれた説明内容だけでなく、「発注者が何を求めているか」というテーマや勘所を正しく理解して、「その実現のために何をすべきか」を盛り込んだ施工計画をつくり上げる。
この基本的な考え方をしっかり身につけていただいた上で、適切な文章のつくり方や表現方法を工夫することが大切だと考えています。 計画書の書き方というテクニックだけに重点を置いていては、上位グループに入れても、頂点=「落札」には到達できないのです。」
多様な要請・ニーズに対応できる、充実の講師陣
「また、自治体によって異なる要望を的確に掴むことも非常に重要です。しかし、その答えを見つけるのは容易ではないでしょう。
そこで私たちは、入札広告、現地の地図、図面などから総合的に判断して、最適な「仮説」を立てて個別案件に対するアドバイスを行っています。どんなに優れた計画内容でも、審査員に読んでもらえなければ評価点をもらうことはできません。ですが、読みたいという気持ちにさせる書き方も、地域によって異なります。そういった地域差や多様性にも対応できるように、講師陣が常に勉強を怠らないのも、アシステックの特徴です。
さらに、私たちの大きな優位性は、技術面も含めたコンサルティングができる点です。総合評価方式誕生の背景にある『公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)』には「物は技術の裏づけによって出来る」という考え方もありますから、技術に関する評価に繋がるアドバイスも私たちは重視しています。おかげ様で当社セミナー・添削に参加された方々の満足度は非常に高いですね。
クライアントの皆さまの施工計画が少しでもよくなるために。皆さんが、落札を実現できるように――。私たちは、常に真剣に向き合います。」